ラパスのカルナバル
ラパス最終日はメルカド・カマチョでカルナバルのエンサイオの練習に参加。
メタルのパンフルートばかり20人と大太鼓、シンバル、トライアングルというシンプルな編成で、バイラールを入れたら総勢100人くらいの大リハーサル。
やはり面白かったのは、彼らが音楽を始める前にコカの葉を噛み始めたこと。
このバンダ(楽団)をトリートする係が毎回決まっていて、2人の男女がコカの葉を持ってみんなに配っていきます。この植物をシェアすることでメンバー全員が全ての人たちとコネクトし、ビクトルがチャカナ(古代アンデスの聖十字)があしらわれた木製のパイプでたばこをふかし、みんなに回しながらさらにコネクトしてゆく。
willkamayu は天の川。
2匹の蛇はデュアリティ(二元性)を表しています。そのまわりには宇宙が。
ペルーからボリビアへ、国は変わってもやはりネイティヴたちの思想は同じ、まずは大地に、大いなる母なる大地にコネクトすること。ここから全てが生まれる、現象化のデュアリティ。
感覚がすべて。
与えられるものは常にシンプルで輝きに満ちている。
日本は多くを求め、
多くを消費し過ぎているような気がします。
ボリビアーノたちに混じって踊って楽しかった〜!見物の人たちも飛び入りで踊りはじめて踊りの輪がどんどん大きくなりました。
最後のお別れは号泣すぎました、、。
街に慣れるのに何時間も何時間も歩き回ったラパス。
大都会でカオスでぐちゃぐちゃで、素晴らしい先住民族の街、愛おしい街になりました。
月曜の本番には参加できず残念だったけどまた旅を続けます。
ありがとう、ビクトル、マリサ、ララ。
また絶対帰ってくるよー!!
ボリビア料理
FalsoConejo
翌日、お昼ごはんに招いてもらい、ニセウサギという名の料理を習いました。
玉ねぎとグリーンピースを炒め、クミン(緑色でした!)とオレガノ、水を少し加えて、アヒソース(マイルドな唐辛子のペースト)を加えて煮る。味付けは塩のみです。
牛肉を薄く叩いてパン粉をつけてソテー。出来たソースに投入。
付け合わせはじゃがいもと、トゥンタと言われる乾燥じゃがいも。
このトゥンタはアンデスで古来から作られてきた保存食で、収穫したじゃがいもを土に埋め、凍らせた後乾燥させて一旦水にさらしてアクを抜き、さらに乾燥させたものです。
この手法でアンデスの人々は飢饉を知らずに過ごせてきたということです。
トゥンタを水に戻した後茹でて、チーズをおろして和えたものも添えられてます。
肉料理の上に乗っているのは生のトマトと玉ねぎ、ピーマン、キルキーニャというハーブを混ぜたもの。これと料理を混ぜながら食べましたかほんとに美味しかった!
ボリビアは料理がまずいと言われてますが、家庭料理はほんとにおいしかったです。
マリサとその家族、音楽
愛おしい人びと、ラパスの家族。
古典アンデス音楽を守っている人たちが集まっているインディヘナのお家に呼んでいただきました。
マリサとビクトル、ララの家族とその友人たち。
彼らには国境の概念がない。
「エクアドルであろうとペルーであろうと、チリ、アルゼンチンであろうと、ケチュアであるかどうか、マプーチェなのかアイマラなのか、それが私たちの誇りなの。」
手作りの楽器がたくさん!
この分厚い胴のギターはベニヤで作って自分で色を塗ってあります。
小さな小さなギターも木をくり抜いて作った手作り!ドラムも古い木をくり抜いて作ったものです。
先日訪れたペルー、クスコのピサック村でもそうでしたが、2本のバイオリンが陰陽対になっていてメロディが波を生み出すようになっているのよとマリサが話していました。
この夜は明後日のカルナバルのエンサイオで演奏するエクアドルの曲がたくさんでした。もちろん言葉はケチュア語です。何曲か教えてもらって一緒に歌って踊る!
オルケスティンと呼ばれる大きな楽団で、明日はメルカド・カマチョでの練習があるので参加する予定です。
週に2回、こうやって集まって音楽をやってみんなでごはんを食べる。
山に入って楽器をつくり、
彼らの音楽を歌う、
なんてしあわせなんだろう。
素朴な営みのゆたかさ。
最後にみんなで床に座って輪になってごはんを食べる。アボカドのペースト、エンパナーダ、この地方独特のチーズのパンも。
ハーブティーを飲んでたらビクトルが何とさつま白波を持ってくる!
おちょこでみんなでまわし飲み。
こちらに来て、本当の仲間や家族って何だろうと深く感じています。民族的なつながりは深いと思うけど、それ以上のものがここある。
ラパスに入る時バスから街を見下ろして、すり鉢状になった街のいちばん低い場所にお金持ちが、高い場所に貧しい人たちが住んでいると聞きました。
上の家々は、瓦礫のようなものもあり、窓ガラスがはまっていない建物、屋根すらない建物が並んでます。彼らはこれらの地区の住民たちです。
行ってはいけないと言われている場所へ知らない人に会いに、夜に向かうのは心配だったけど行ってよかった。
マリサとはこの旅の途中、何度もメッセージのやりとりをしていたので会えて本当にうれしかった。
彼らの娘のララは、先日紹介したピサック村WiñayTaquiのコミュニティに来週からしばらく滞在して、雨季のセレモニーPukllayに参加するそうです。
奇跡の旅が続きます、
ラパスにもホームができました。
ラパス ボリビア
コパカバーナからバスで4時間、ラパスに到着。
日本を発つ前から外務省より、
ニセ警官に連れ込まれて荷物をとられたりする被害の報告がたくさん来ていたラパス。
街に入る前の貧しい地区の街並みは言葉に言い表せない。
少し心配しながらの到着。
標高が高いのでやはり空が美しい。
Caotic LAPAZ
爆竹、催涙ガス、ポリス、カルナバル
泥棒、強盗、大混乱!!
人も車も多すぎ!!!
長距離のバス旅では、初めて訪れる街のバスターミナルに降ろされ、タクシーのおっちゃんと中心街に行くための値段交渉から。
今夜の宿を探して歩き、値段の折り合いのつく宿を見つけてバックパックを降ろしたら地図を片手に地道に街を少しずつ歩き、身体と勘を土地に慣らしてゆきます。
美味しそうな店、居心地良さそうなカフェ、面白そうな土産物屋、銀行、そして教会へのお祈り。
恐れていては何も始まらない。
いろんなことが言われていますが、殆どの人は美しく、優しく、わたしたちと変わらず生活しています。
ペルーでは笑顔で積極的に話しかけるとたくさんの人が手を貸してくれ、親切にしてくれました。
そして次の旅につながる鍵を持ってやってくる。
ボリビア、どんなかな。
コパカバーナからラパスへ
ボリビアに入りましたが予想以上にボリビア人が無愛想でびっくりしてます。
チチカカ湖ではウロス島やタキーレに行く人が多いのですが、ツアーはやめて早々にコパカバーナに移動。
コパカバーナで太陽の島に渡り、チチカカ湖を満喫したのでラパスに向かいました。
バスのツーリストがたくさんあるので何軒か値段を聞いて回る。
30ボリ(480円)で13:30のダイレクト(直行便)があるというので予約したのですが、、
ボロい&村人が乗り込んでくる。
ボリビアあるあるです。
ここから4時間の旅。
途中、湖を渡る。
バスだけ行ってしまう。
私たちはバスを降りておっちゃんが操縦する船で対岸へ。
これもボリビアあるあるなんだけど、渡し舟代2ボリ払う。。
チケットを買いました。
目の前ですぐに回収、これもすぐに使い回すんやね!笑
器用に船を操縦するおっちゃん。
みんな小舟に詰め込まれて運ばれました。
そして対岸で待つバスに乗る。
ラパスまではとにかく道が悪く、何度も飛び上がりました。まだまだ街も道も未完成な場所ばかりです。
そして悪名高いラパスへ。
ボリビア、コパカバーナ〜太陽の島
神秘の湖チチカカ湖〜太陽の島Isla del sol。
インカ国を開く神を、太陽神インティが遣わしたという伝説がある島。久高の伝説に似ているなあと。 標高が高く(富士山の頂上)、空が近くて美しい。
ケチュア、アイマラ、ウロス、パカヘ、プキナ族の人びとが今でも大地の女神パチャママとともに古来の生活をしています。
神秘の山から流れ落ちる水をたたえた神秘の湖。
コパカバーナ街歩きでは、初めて食べるサルテーニャ(ミートパイ)6ボリ(96円)、晩ごはんに食べた牛肉のチチャロン15ボリ(240円)。
ぱちもんのNorthFaceのコーディネートがすごいです!
コパカバーナの教会入り口の木のドアのレリーフが、素晴らしい。
教会の中の写真は撮れなかったのでドアだけでも。
ペルーとは少し街の様相と人びとの雰囲気が変わりました。