音楽と祈りを求めて〜南米縦断5000キロの旅

歌手のkawoleです。ペルーからボリビア、アルゼンチン、ウルグアイを回ります。音楽を巡るお話も。

正義と追悼の日 ブエノスアイレス

1976年3月24日に起きた軍事クーデター。

 

3万人もの人が軍により拉致され行方不明になっている国家テロ事件です。


今日はこの日を忘れないための国民の休日。

私たち日本人には馴染みのない日ですが、死者の追悼のため、ミリアムに連れられて五月広場でみんなで歌う。

 

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広場には何万人もの人々が様々な楽器を持って行進、地下鉄の駅が閉鎖され、セントロに向かう道路は封鎖、バスも運休、その圧倒的なエネルギー。

 

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あなたはおばあちゃんの為に歌いなさいと言われ、昨日祖母の訃報を聞いたばかりだったので、号泣しながらたくさん歌う。

 

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歌の円の中に、蝶が、何匹も何匹も、やってくる。

ペルーからボリビア、北アルゼンチンへと音楽をつなぐ旅の道を作ってくれたミリアムとはここでお別れです。


本当に素晴らしい日々をありがとうございました。

 

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