3つの世界 カウサイ・パチャ
あなたを取り巻く立体ディメンションに注意を払うように。
本当のあなたはどうなりたいのでしょうか?
あなたは何を学ぶためにここにいますか?
文字を持たない古代インカの人々は、さまざまな教えを口伝や、織物に織り込む紋様や石の記憶で伝えています。
学びの扉はただの入り口でしかなく、
扉を開くのは自分自身であり、
自分自身が経験をして自分の本当の学びを得なければなりません。
そしてその扉は自分自身の中にあるのです。
まずはじめにある3つの世界 カウサイ・パチャ。
存在するということ、カウサイ
時間と空間(コスモ、宇宙、世界)、パチャ
まずひとつめにあるのは地下世界ウフ・パチャ。象意は蛇です。
脱皮をすることから、死と再生を意味しています。過去や先祖、肉体と母なる大地もここに属しています。
この世界は土30%と水70%からなっており、肉体もまた土の要素30%と水70%から構成されているように私たちは大地と深い関わりがあることがわかります。
まずは大地から必要最小限のものを受け取り、大地に感謝をすること。
受け取ったものに対してお返しをするという互換の関係アイニから、大地に感謝し捧げ物をすることが「儀式」です。
また肉体は過去の記憶を止めている記憶装置です。忘れてしまった過去の記憶や未解決の問題、先祖の記憶を止めているため、それが原因となって体調の不良や病気を引き起こすのです。
この肉体に変化を起こすためには直接身体に触れることが必要です。そのためインカのシャーマンは植物や動物の一部、石などを使って肉体を癒すのです。しかし調整し、安定させることはできますが、根本的な原因を癒すことはできないので完全に癒すためには自分自身で原因を追求し、自分自身で癒すことが必要なのです。