祖母の死
ばあちゃんが亡くなりました。
95歳一人暮らし、最後まで、毎日が楽しくてしょうがない、歌ってたら面白くて時間がすぐ過ぎるからって話していました。
わたしが帰るのを待っててくれなかったなあ。
日本を発つとき、
父は生死がかかった手術をしたばかりで、
ばあちゃんのことも気にかかっていたけど何度もなんども自分に問うて、
わずかな稼ぎから、
たくさんのお金と時間を賭けて、
思い切って決断した。
自分の深い、深い、ところの核の中にある
光の玉をどうしてもどうしてもつかみたかった。
この、今の人生で
やらなければならないこと。
父はありがたいことに回復してリハビリに励んでいるけれど、ばあちゃんのことを最後に抱きしめられなかった。
もっと話したかった、
時間取っては会いに行くようにしていたけど、
もっともっとまた歌いたかった。
何かを決断するということは、
どのようなこともまるごと
全てを、
自分の人生を引き受けるということなんだなあと
深く深く、
かみしめています。
この血の中に生きているばあちゃんに、
いのちをつないでくれたことに、
ありがとうを、
心から。
また必ず
会いましょう。