音楽と祈りを求めて〜南米縦断5000キロの旅

歌手のkawoleです。ペルーからボリビア、アルゼンチン、ウルグアイを回ります。音楽を巡るお話も。

ラパスのカルナバル

ラパス最終日はメルカド・カマチョでカルナバルのエンサイオの練習に参加。

 

メタルのパンフルートばかり20人と大太鼓、シンバル、トライアングルというシンプルな編成で、バイラールを入れたら総勢100人くらいの大リハーサル。

 

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やはり面白かったのは、彼らが音楽を始める前にコカの葉を噛み始めたこと。

 

このバンダ(楽団)をトリートする係が毎回決まっていて、2人の男女がコカの葉を持ってみんなに配っていきます。この植物をシェアすることでメンバー全員が全ての人たちとコネクトし、ビクトルがチャカナ(古代アンデスの聖十字)があしらわれた木製のパイプでたばこをふかし、みんなに回しながらさらにコネクトしてゆく。

 

willkamayu は天の川。
2匹の蛇はデュアリティ(二元性)を表しています。そのまわりには宇宙が。

ペルーからボリビアへ、国は変わってもやはりネイティヴたちの思想は同じ、まずは大地に、大いなる母なる大地にコネクトすること。ここから全てが生まれる、現象化のデュアリティ
感覚がすべて。
与えられるものは常にシンプルで輝きに満ちている。
日本は多くを求め、
多くを消費し過ぎているような気がします。

 

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ボリビアーノたちに混じって踊って楽しかった〜!見物の人たちも飛び入りで踊りはじめて踊りの輪がどんどん大きくなりました。

最後のお別れは号泣すぎました、、。
街に慣れるのに何時間も何時間も歩き回ったラパス。
大都会でカオスでぐちゃぐちゃで、素晴らしい先住民族の街、愛おしい街になりました。


月曜の本番には参加できず残念だったけどまた旅を続けます。

ありがとう、ビクトル、マリサ、ララ。
また絶対帰ってくるよー!!

 

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