音楽と祈りを求めて〜南米縦断5000キロの旅

歌手のkawoleです。ペルーからボリビア、アルゼンチン、ウルグアイを回ります。音楽を巡るお話も。

マリサとその家族、音楽

愛おしい人びと、ラパスの家族。

古典アンデス音楽を守っている人たちが集まっているインディヘナのお家に呼んでいただきました。
マリサとビクトル、ララの家族とその友人たち。

 

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彼らには国境の概念がない。
エクアドルであろうとペルーであろうと、チリ、アルゼンチンであろうと、ケチュアであるかどうか、マプーチェなのかアイマラなのか、それが私たちの誇りなの。」

 

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手作りの楽器がたくさん!
この分厚い胴のギターはベニヤで作って自分で色を塗ってあります。
小さな小さなギターも木をくり抜いて作った手作り!ドラムも古い木をくり抜いて作ったものです。

 

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先日訪れたペルー、クスコのピサック村でもそうでしたが、2本のバイオリンが陰陽対になっていてメロディが波を生み出すようになっているのよとマリサが話していました。

 

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この夜は明後日のカルナバルのエンサイオで演奏するエクアドルの曲がたくさんでした。もちろん言葉はケチュア語です。何曲か教えてもらって一緒に歌って踊る!

 

オルケスティンと呼ばれる大きな楽団で、明日はメルカド・カマチョでの練習があるので参加する予定です。

 

週に2回、こうやって集まって音楽をやってみんなでごはんを食べる。
山に入って楽器をつくり、
彼らの音楽を歌う、
なんてしあわせなんだろう。
素朴な営みのゆたかさ。

 

 

最後にみんなで床に座って輪になってごはんを食べる。アボカドのペースト、エンパナーダ、この地方独特のチーズのパンも。

 

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ハーブティーを飲んでたらビクトルが何とさつま白波を持ってくる!

おちょこでみんなでまわし飲み。

 

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こちらに来て、本当の仲間や家族って何だろうと深く感じています。民族的なつながりは深いと思うけど、それ以上のものがここある。

 

ラパスに入る時バスから街を見下ろして、すり鉢状になった街のいちばん低い場所にお金持ちが、高い場所に貧しい人たちが住んでいると聞きました。
上の家々は、瓦礫のようなものもあり、窓ガラスがはまっていない建物、屋根すらない建物が並んでます。彼らはこれらの地区の住民たちです。

 

 

行ってはいけないと言われている場所へ知らない人に会いに、夜に向かうのは心配だったけど行ってよかった。


マリサとはこの旅の途中、何度もメッセージのやりとりをしていたので会えて本当にうれしかった。

 

彼らの娘のララは、先日紹介したピサック村WiñayTaquiのコミュニティに来週からしばらく滞在して、雨季のセレモニーPukllayに参加するそうです。

奇跡の旅が続きます、
ラパスにもホームができました。