サルタは真夏。
サルタは40度真夏日です。
シエスタがあるので午後から18時くらいまで店は休み、行くとこないし暑いのでドミトリーでみんなだらだら。髪切ってもらってる人も!
サルタに来て以来物価の高さに泣いてます。外食不可能。。パナデリアを発見したので色々買ってみました。
こういったデニッシュのようなものもここに来てようやく出会う。
ドゥルセ・デ・レチェやカスタード、ジャムが乗ったもの、手作りのアルファホルも。
エンパナーダは小ぶりでスパイスが効いていて、ミンチではなく食感のいい角切りに近いものが使われてました。
全部で50ペソ(¥350)
それにしても暑い!
これまで標高が高い場所にいたのでダウン必須、夜は毛布にくるまっていたけど一気に真夏です。呼吸は楽になったけど違う意味で息苦しい〜
ドミトリーのパティオではチャカレラやらアルゼンチンサンバやビダーラが大音響でかかっていて心地いいです。
こちらでは若いおにいさんも車でかっこいいフォルクローレをかけていて、下地に自分たちのルーツミュージックへの愛を垣間見て驚かされます。
日本で民謡なんてほとんど聞かれないもんなあ。こういったとき、本当に羨ましいと思う。失われた日本てなんだろう。
公園でもシエスタする人だらけ。
寝るしかないわな。
あとはたまった洗濯。
サルタの宿
BookingでTierra Norte Hostelをチェック! http://www.booking.com/Share-1MAELi
わたしは1泊170ペソ取られました。
6人部屋のドミ。キッチン、朝食つき。カフェコンレチェや紅茶、パンとジャムとバターがつきます。
マテ茶とハーブ
まさかのトラブルでサルタでストップオーバーしています。
こちらに来て以来、すっかりはまってしまったアルゼンチンのマテ茶。
日常的にみんながポットとマテ茶器を持ってお茶を飲みながら公園でおしゃべりをしていたり、ギターを弾いていたりしてほんとに素敵すぎ!
基本的に1つの茶器、1本のボンビージャで回し飲みなんですが、それが親近感を増すようです。
これまでの旅で、インディヘナのコミュニティの人たちがコカの葉をみんなでシェアリングしたり、煙草のパイプを回し飲みするのと同じように、連帯感を生むこと、その場のエネルギーを共有するカルチャーが根底にあるように感じます。
マテ茶では、基本的にセバドルと呼ばれる人が茶器にお湯を注いで次の人に回すことになっていて、飲み終わったらセバドルに茶器を渡し、セバドルがまたお湯を注いで次の人に茶器を回していきます。
茶葉になるイエルバ・マテにもいろんな好みがあり、ウルグアイでは枝を混ぜないsin paloという味わいの強いものが好まれるそうです。
マテ茶セット。
さまざまなイエルバマテ、マテ茶器、ボンビージャ、お湯を入れるためのポット、bolso materoというマテ茶セットを入れるバッグも。ラウラ特製のメンブリージョのジャムクッキーは絶品でした。
マテ茶は苦みがあるので甘いものとの相性が抜群です。
アルゼンチン北部ではハーバルマテが増えていて、poleo(ペニーロイヤルミント)menta(ミント),cedron(レモンバーベナ),timilln(タイム)などを混ぜたものも売られています。
このハーバルマテにさらに蜂蜜なども加えて甘みを増すことも。でも茶葉をマテ茶器に入れたらお湯を注いでも絶対に混ぜてはいけません!笑
体調を整えるさまざまなハーブも売られていて、熱があるときや食後の消化を助けるもの、儀式的に使われるようなハーブまでさまざまなものをマテ茶に混ぜて飲む習慣は日本でもちょっと取り入れていきたいなあと思いました。
ティルカラでは家の入り口に魔除けのハーブとしてrudaという香りの強いハーブが置かれ、インデアンミント、molleという香木の樹があちこちに生えていました。
ruda
インデアンミント
molle
この木を見かけたら葉っぱをちぎって香りを嗅ぐとなんとも気分が和らぎます。深い森の香りがします。
これはカレンデュラです。
日本ではオイルが知られていますがこちらでは花を食べるそう。苦みがあって美味しい。
このような自然との共生のかたちは見習っていければなあと思いました。
サルタへ
ティルカラからバスで4時間、サルタに移動してきました。徐々に南下しています。
今日3月8日は国際女性デー。
ブエノスアイレスでも大きなイベントがあるようですが、サルタの広場でなんとコプラの演奏を聴くことができました。
サルタはこじんまりしてますが比較的大きな街。景色は先住民から移民の色彩、ヨーロッパのように変わってきました。
クチ・レギサモンの銅像も。
サルタからすぐにカファヤテに移動する予定だったんですが、クレジットカードをなくしてまさかのストップオーバー。
アルゼンチン北部から南下してますが徐々に物価も上昇中で泣いてます。
同じものがサルタでは2倍に!
食べ物の値段もほぼ日本と同じ、広場のレストランは2,3千円するものも。
ティルカラからサルタの移動バスはBalut。基本的に直行ですが途中から何人も現地人が乗り込んできます。
荷物は番号札と引き換えなので比較的安全。チケット購入にパスポートが必要。
230ペソ バスのクラスは普通の上といったところです。
ティルカラありがとう。
美しい日々、美しい家族。
ありがとうティルカラ。
朝のマテ茶、
シェフ フィデウの美味しい料理、
庭で洗濯を干し、
野菜を作り、アサードを焼く。
裏の洋梨の樹から梨をもいで食べ、
弾丸のようなおしゃべり
泉のように溢れ出す音楽、
アルファホル、
子どもの歌声、
友達たち、カルナバル、
サボテンの山々。
この言葉を愛しい家族に捧げます。
”真理は万人によって求められることを自ら欲し、芸術は万人によって愛されることを自ら望む”
ティルカラ最終日は号泣でした。
予定通り1時間遅れてきたバスを一緒に待ち、見えなくなるまで大泣きして見送ってくれたラウラとフィデウとオリビア。
素晴らしい日々をありがとう。
次の街サルタに着きました。
南米グランドキャニオン、プルママルカ
7色の山、プルママルカ。
ティルカラからローカルバスで1時間の所にある南米グランドキャニオン。
のんびり街歩き、ギターの音色が聞こえてきたので近づいてみるとマテ茶がやっぱりありました。
それにしても美しい色彩です、エナジェティック。
ティルカラからプルママルカまではバスで1時間。17ペソ!安い!
ここで宿泊もありですが、わたしはやはりティルカラをオススメしたいなぁ。
街はティルカラに比べてツーリスティックでお土産物屋が並んでるといった感じです。日帰りで訪れるのがいいような気がします。
alta fidelidad ティルカラのラジオ出演
DendeVerasの2人がここティルカラで持っているラジオ番組、”alta fidelidad”に出演します!
実は4月にわたしの新しいCD”agua e luz 水と光”をリリース予定で、その中からの日本語のオリジナル曲”見上げるとミナモ、魚になりたい”と、おもちゃの楽団からの曲をかけてもらえそう〜
オープニングを録音中。
フィデウのジョークで、”日本から来たレイキマスターです!”と言わされてます笑 こちらでもレイキやヨガ、禅や瞑想はとても人気があり、自然療法など古来の人間の自然治癒法に興味がある人が大勢います。
爆笑のうちにレコーディング終了。