日曜日
domingo
日曜日の朝。
音楽とドゥルセ・デ・レチェとマテ茶。
viva la vida カルナバル
悪魔と踊るアルゼンチン、ティルカラのカルナバルの土曜日。
コンパルサが招待し振る舞うサラトガという酒(サングリア)を片手にみんなで回し飲みながらストリートを歩き、たくさんの悪魔と踊る、歌う、最後はタルカとエスプーマ(泡)、紙ふぶきにまみれて全身ぐちゃぐちゃになりました。
ストリートに立つすべての人に同じように太陽は照りつけ、いくつものパレードが交差してゆきます。途中のでこぼこ道のエスキーナで突然みんなが踊りと音楽をストップする。
昨夜のカルナバルで刺されて亡くなった子どもの葬列が通ってゆく。彼らも大きな楽団、まるで同じカルナバル。生きているものと死んでゆくものが交差する。
コルドバ大学の先生が真っ青な空を指差してわたしに言う、
「見てごらん、これが人生だよ!」
生きているも死んでいるも同じこと。
まだまだ本当に狂うのをためらっていた。
小さな町の小さなカルナバルで、人形使いや壁画アーティストのおじいちゃん、知らない人に踊ろうと誘われ、女の子にスプレーの泡を吹きかけられ、頭からタルカの粉をまぶされて踊る。
瞬間を生きるってどういう風に生きることだと思う?
昨日、道を歩きながら目についた、「Revolución 革命」の意味がやっとわかった。革命とは真実の自分自身を見いだすこと。
自分自身の奥深くに隠された、砂つぶくらいのダイヤモンドを見つけることだとおもいます!
viva la vida!!
ティルカラごはん
アルゼンチン ティルカラのカフェとごはん。
滞在先のラウラの家でも朝からマテ茶です。彼女はいろんな種類のイエルバ(茶葉)を混ぜていて、定番の強い味覚のグリーンマテとハーブを数種類混ぜた茶葉をブレンド。
オレンジの皮、こちらではあちこちで売られている地元のはちみつを入れて飲むそうです。いい香り!
気に入って何度も通っているカフェではフフイの素焼きのコーヒーカップで、横に添えられているのはなんと炭酸水のショット!
コーヒーがエスプレッソのように濃いめなので合間に飲んだりコーヒーを割ったり。35ペソ(245円)
ようやく出会えた本場のアルファホルは超美味!
たっぷりのミルクジャムが挟まっていて、ほろほろくずれるクッキーとの相性が抜群でした。ココナッツやチョコ、こちらではよく見る雑穀キヌアがまぶしてあるものも。1こ16ペソ(112円)
メルカドでは揚げたバージョンのエンパナーダ。こちらは皮が薄くて揚げ餃子のようでしたが美味しかったな〜。ほうれん草チーズときのこを食べました。1こ8ペソ(56円)
そしてアルゼンチンワイン!
サルタ カファジャテのマルベックです。
もう、びっくりするくらい美味しかった、、。フィデウが買ってきてくれたのは地元の酪農家製のサラミです。なんとリャマのサラミ!自然に熟成されたものなので滋味深い。
パンもティルカラだけに見られる焼き方のものらしく、大きな土のかまどで火を使って焼く伝統的なパンだそうです。
パチャママという大地の女神に対する深い感謝と祈りがあるため、やはりここでも森羅万象、地水火風のエレメントを生活の中に織り込んでいます。
この旅で実感し続けていること。
町中で見られる虹の旗wiphala。
赤は地球、オレンジは社会や文化、人間の種の保存と生殖。
黄は時間、エネルギーの白、緑は自然、青は宇宙空間、"ラクサ·パシャ"。
紫はアンデスのイデオロギーを表しています。
カフェで置いてある本もこちらの地方の音楽、コプラの詩集やアルゼンチンサンバの歌本、古代アンデスのセラミックや織物などのアート本、コカ、アヤワスカ、カスタネダ、それにまつわる思想と哲学に溢れていて素晴らしい。このような強い意識のある場所を日本でも作りたいなあ。
見えないと思われている次元の扉が常に開かれている。
音楽と祈りと大地とともにシンプルに生き、土に還る。
今日はカルナバルです!
アルゼンチン フフイ州ティルカラ
ボリビアを出国し、ラキアカより長距離バスで4時間、アルゼンチン北部のフフイ州にあるティルカラという小さな街に滞在しています。
なんと、ラウラとフィデウという音楽家一家のお家にホームステイ中!
ラウラはアコーディオニスト、フィデウはレコーディングエンジニアでベーシストです。
ティルカラの山々、サボテンと赤い大地のエナジーに共鳴して集まってきたアーティスト達がたくさん住んでいて、街の雰囲気も独特で素晴らしい。
彼らもブエノスアイレス生まれですが、この土地に魅せられて移住、お家にはオーガニックファームがあり、向こうの山並みのエナジーを受けながら犬や猫、5歳になるオリビアという女の子と3人でシンプルに生活しています。
山並みの向こうはチリ。
ここアルゼンチンでは、ずっと憧れてきた音楽コプラと打楽器カハの音色を聴きたいと願っていたのですが、素晴らしい友達がいるので呼んであげると言って、来てくれたのはなんとミカエラ・チャウケ!
アカセカトリオのホアン・キンテーロがyoutubeにアップしているコプラのドキュメンタリーにも出演していて、こちらのさまざまな伝統楽器を演奏する超有名人です。
カハではなくシャーマニック・ドラムですがミカエラとラウラが一曲歌ってくれました!
ファームで採れた野菜と美味しすぎるミント入りのレモナーダを食べながらみんなでランチを食べて、最後にはやはり自然崇拝と瞑想の話に。
白いとうもろこしはいまの時期にだけ採れるもので、ファームからトマトと人参、玄米と地元のヤギのチーズ。
それぞれ取り分けて塩をかけるだけのシンプル。レモナーダはミントとレモン、ジンジャーと少しの黒糖が入ってます。
南米に来て以来久しぶりの健康的なランチ。
音楽はアンデスの瞑想音楽についても。
ミカエラがボイス・メディテーションにとても興味を持ってくれて話が尽きなかった。
土曜日のカルナバルではコプレーロというコプラを演奏する音楽家たちがたくさんティルカラに集まるらしい!!
全部がミラクルすぎ、、。
ボリビアからアルゼンチンとの国境の町へ。
ウユニから夜9:40発の列車expreso del surに乗ってボリビアを離れ、いよいよアルゼンチンとの国境の町ビジャソンへ。
翌朝6時には到着しているはずだったのですが7時になっても到着せず、列車はどこかわからない山間部で止まったまま。。
しばらくすると車掌がやってきて、トラブルで列車が故障したらしく、代替列車がウユニから来るのに6時間かかるらしい。
ここでバックパックをかついで近くの町を探して歩いて行き、コレクティーボを捕まえてそれぞれヴィジャソンへ向かうようにという無茶な話!!
みんな慣れた様子で仕方なく降りていくので荷物を持って線路へ降りました。
線路沿いを歩き、山道を歩くこと1時間、バス停もない小さな町でコレクティーボを待つこと1時間。
ぎゅうぎゅう詰めのコレクティーボに乗ってビジャソンまでまだあと100kmあることが発覚!笑
国境を越える直前にボリビアの洗礼を受ける。。午後にようやくビジャソンに到着、さらに徒歩でアルゼンチンの国境の町ラキアカに到着。
ポケットには10ボリしかないのにコレクティーボ代は20ボリ払えと言われるし、サボテンだらけの山の中でどうなることかと不安もいっぱい、いろんなことがあるけどなんか旅って面白すぎ。ボリビアの人、エクアドルの女の子みんなに助けられ、人も景色も雄大でした。
アルゼンチンに入りました
ウユニから乗ったのはexpres del surという曜日限定の深夜列車。72ボリ。
二等はぼぼ現地の人ばかりで、不安な方は一等を。荷物は預けられますが、わたしはバックパックは網棚にワイヤーロックで固定しました。11時ごろの消灯後は真っ暗です。ウユニの駅は観光客ばかりなので、深夜発でも安心です。
salar de uyuni
ラパスから夜行バスで10時間、ウユニに滞在していました。
雨季なので毎日のように雨が降り、お天気はその日次第なのですが、美しい夕景と一面銀色の景色を見ることができました。
塩湖の真ん中から水が湧き出すojo de salar 塩湖の目はとても神秘的だったので湧き出す水を額に。大地への祈りを忘れないように。
塩湖もですが、道中の果てしない地平線の美しさも!ペルーとはまた違った山並みです。標高がまだまだ高いので遠くの山には雪も。ボリビアの気配は力強く不思議な魅力があります。
ウユニの町も今日火曜日はカルナバルで、お店も閉まってるし爆竹は鳴るし道路でみんな飲んだり騒いだり紙吹雪が舞ったりにぎやか。
ウユニ街歩き。
2月は南米のあちこちでカルナバルの時期ですが、ウユニもにぎやかです。
メルカドではオルケスティン、爆竹、子供たちのスプレー攻撃から逃げまくり、道路には飲み倒れてる人、雨季のため道路はあちこちで陥没、お祈りグッズの屋台など。
観光客向けのお店以外はほとんどの店は閉まってしまい、みんな休日モードで外でビール飲んだり遊んでます。
Dual sun Uyuni,
ふたつの太陽の祭り。
新月 ウユニ。
ウユニで参加したツアーはHodakaのでワンデイツアー。
朝10:30にオフィス前に集合、塩湖〜塩のホテル、Ojo de salar、列車の墓場、ランチが付いて19時くらいに戻ります。70ドルほどでした。
sunset,sarlightツアーは16時発23時に戻って22ドルだったかなー。
宿泊はホダカのすぐ隣アベニーダに3泊。午前中は必ずといっていいほど断られるので11時のチェックアウトを待ってエントリするのがオススメです。個室なので楽です。シャワートイレは別で150ボリ。